5月GWに街乗り仕様のクロスバイクを購入し、16年ぶりにBIKEに乗り始め、タイヤ交換(32C→25C)、ペダル交換(フラットペダル→ビンディングペダル)等による快速化により、これまで900km弱を走りました。最近心拍センサーを購入したので、お気に入りのコース(78km)でこれを装着して走ってみたところ、最大心拍数175.5km毎ラップの平均心拍数131~161、コース全体の平均心拍数147となりました。カルボーネン法での計算では、私の有酸素運動ゾーンの心拍数は120~145程度となるのですが、現状のトレーニングは「過負荷」の状態でしょうか?自転車に乗っているときに、「ちょっときついかな」と感じることはあっても、「バテて動けなくなる」「息が上がって苦しくなる」といった状態ではありません。よろしくお願いいたします。(40代/男性)
「過負荷」とは、負荷をかけ過ぎている状態を意味するのではなく、その人の持っている能力を刺激する負荷、つまり「トレーニング効果を期待できる負荷」のことをいいます。
持久力の向上には、心臓が1拍動するときに送り出される血液量が最大になる強度(最大酸素摂取量のおよそ40%)が最低必要とされますが、質問者さまの年齢(40代)から判断しますと、105拍/分前後の心拍数水準に相当します。したがって、トレーニング中の心拍数からは、有酸素運動としての強度不足はないと判断されます。
「ちょっときついかな」という主観的強度からは、乳酸の蓄積が起こらない上限に近い強度で走られていると思われますが、決して負荷がかかりすぎているという心配はありませんので、ご安心ください。
また、トレーニングでは、同じような負荷ばかりをかけ続けて、刺激が「単調」にならないことも大切です。健康に問題がないのであれば、いろいろな心拍数水準の走りを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。