「パリ・ブレスト・パリ」(以下、PBP)です。景色だけでなく、出会う人や応援、雰囲気、カルチャーなど、すべてが印象に残っています。あれほど現地の人から歓迎され、英雄のように扱ってもらえる場所はないと思います。「絶景」という観点でみれば、ほかにもたくさんありますが、PBPにはPBPだからこそできる体験があります。4年に一度チャレンジする価値がありますよ。
ちなみにPBPは「シュペール・ランドヌール」(※)を獲れば参加できますが、簡単なブルベでSRを獲るのではなく、キツいブルベで獲ることをおすすめします。自然とサバイバル体制も上がりますし、トラブルにも対応できるようになるからです。(PBPで)何らかのトラブルで走行不能になった場合、リタイアするのか、リタイアした後にどうやって帰るのか、語学を駆使して近くにある自転車ショップを教えてもらい修理してもらい再び走るのかなど、行動力が問われます。
※シュペール・ランドヌール
200キロ、300キロ、400キロ、600キロの4つの距離を1年間に完走すると「シューペル・ランドヌール(SR)」と認定され、PBPへの参加資格を獲得できる
漫画「弱虫ペダル」をきっかけにロードバイクを購入し、今では数百キロにも及ぶ長距離を走り切る自己責任型自転車イベント「ブルべ」を嗜むクリエイター。手のひらサイズで軽量な輪行袋といったサイクリング向け便利アイテムを精力的に制作している。自身の経験を投影した漫画も数多く出版。全方向でサイクルライフを満喫している。
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