スニーカーを履いた状態で道を走ると、路面状態が身体に伝わってきますよね。例えるとクロモリは陸上競技場の走路を走っているような感覚があります。マウンテンバイクは芝生を走っている感じで、最新のカーボンバイクはコンクリートを蹴るイメージでしょうか。その感触の違いが異なる剛性感として伝わっているわけです。

　現在のカーボンバイクは、編み方によっても異なるものの、非常に硬い傾向にあります。一方で乗り心地をコントロールしやすい側面もあり、ロングライドモデルも広くラインナップされています。設計の自由度が高いのが特徴です。クロモリは旧来の規格ではありますが、ストレスなく気持ち良く走れることに変わりはありません。当時はクロモリのみしか選べませんでしたが、現在では多くの選択肢が存在しています。ユーザーには乗り方に応じた車種を選んで、気持ち良く乗っていただきたいですね。