それぞれの競技にはそれぞれの難しさと厳しさがありますね。
まずは大前提として肉体的な資質の問題があります。簡単にいえば、ロードレースは長距離種目なのでマラソン選手的な能力が必要で、一方、競輪は短距離種目なので陸上競技でいえば短距離走の選手の様な肉体が必要になります。なかには両方をこなせる肉体的資質を持った選手もいますが、基本的にはプロのレベルになると生まれ持った資質が大きく影響してきますので、どちらかを選ぶというよりかは、どちらに向いているかを判断して進むべき道を的確に選ぶ必要があるでしょう。
収入面においては、ロードレースの世界的なトップクラスの選手の年収(年俸+副収入)は10億円を超えるともいわれているので、トップだけを比べるとロードレースのプロ選手の方が稼げるのかもしれません。しかし、ロードレースのプロ選手(プロコンチネンタルチーム以上に所属する選手)は、世界に1,000人弱しかいないのに対し、競輪選手は数が減ったとはいえ、まだ日本国内だけで約2,500人も登録しています。また、平均年収や、システムの安定度では間違いなく競輪の方がしっかりしているでしょう。