2023.6.6
神奈川県横浜市出身のアスリート。父との多摩川サイクリングをキッカケにマウンテンバイクに出会い、その後自転車競技を始める。2019年に竹内遼と「FUKAYA RACING」を立ち上げ、プレイングマネージャーとして活動。全日本選手権2022 XCE優勝。2023年からは選手に専念し、東京都昭島市を拠点に活動中。
この人の記事一覧へマウンテンバイク(MTB)のプロフェッショナルがMTBにまつわる素朴な疑問に答えていく本コーナー。第34回は「マウンテンバイクのヘルメットの選び方」という質問にプロライダーの松本佑太さんが答えていきます。
マウンテンバイクに限った話ではありませんが、自転車に必要なアイテムといえば、まずはヘルメットです。「努力義務」云々ではなく、自身の身を護るために必要です。
とくに山道や未舗装路を走ることになるマウンテンバイクでは、転倒のリスクは他のスポーツ用自転車と比べて格段に上がります。頭を打つ可能性もありますし、木の枝などの障害物がぶつかる可能性もありますので、必ず着用して頭部を保護してください。
最初のうちはロードバイク用のヘルメットでもOKですが、やはり機能的にもおすすめしたいのがマウンテンバイク用のヘルメットです。額の部分にバイザーがついているのがほとんどで、目に差し込む日差しや、木の枝など障害物から守ってくれるものもあります。後頭部までシェルが伸びているモデルもありますので、より安心です。
また、主に「ダウンヒル」という坂を下る競技に使用するフルフェイスタイプのヘルメットもあります。顎や後頭部もガードしてくれるほか、耳まですっぽり覆うものなど防御力の高さが特徴です。高速で走っていて転倒した場合でも頭全体を守ってくれます。
このようにヘルメットの種類はいくつかありますが、使用するシーンに合ったものを使うことをおすすめします。
フルフェイスヘルメットは、安全性はこの上ないのですが、デメリットを挙げるとすれば暑いこと。夏に街や里山を走るときに着用するのは大変でしょう。しかし最近は、顎部分のガードを取り外せるヘルメットもあります。汎用性が高く、さまざまなシーンで使うことができますので、1つ持っておくと便利です。とくにダウンヒルに挑戦する場合は、フルフェイスヘルメットは必須です。
マウンテンバイクのヘルメットは一般的な自転車ショップでも購入することができます。ロードバイク向けのヘルメットでお馴染みのブランド「オージーケーカブト」や「GIRO」、「レイザー」もマウンテンバイク用のヘルメットを販売しているので、ショップに行って自分に合ったサイズを選びましょう。
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