サイクリングに適したvlog撮影環境を紹介!
前回の記事では、「スマホで始めるサイクリングVlog」についてご紹介しました。今回はその続きとして、私たち、tom’s cyclingが実際に使用している撮影機材やマウント環境、そして編集方法について、具体的にご紹介していきます。

オススメのアクションカメラ
前回の記事でも触れましたが、最近のスマートフォンは画質も良く十分綺麗な映像を撮影することができます。ただ自転車での走行シーンを撮影するにはアクションカメラが必要です。いろんなアクションカメラを使用してきましたが、現在私たちがメインで使っているのは、以下の2種類のカメラです。

このカメラは360度撮影ができるアクションカメラ。風景も、自分自身の表情も同時に撮影できるため、サイクリングVlogに適しています。突然現れる絶景やそれを見る自分自身の表情どちらも撮り逃しません。後で「こっちを撮れば良かった!」という事がないのが魅力です。 自由に視点を選べるので、撮影中はライドに集中できるのも嬉しいポイント。

こちらは、老舗のカメラメーカーと共同開発された高性能アクションカメラ。360度の撮影ではなく一方向のみの撮影できるアクションカメラは、360度撮影可能なカメラより価格が抑えられていています。また、画質をも高いのでコスパが良い選択肢だと思います。バリアングルモニターがついている製品なら、モニターを自身の方に向けることで自撮りもしやすいのでVlogにピッタリです。
カメラのマウント環境
サイクリング中の撮影では、アクションカメラをバイクにどう取り付けるかも重要。他のライトやサイクルコンピュータとの組み合わせも大切で、かつマウントの位置や種類で撮影できる映像が変わります。現在私たちの取り付け方法をご紹介します。
サイクルコンピュータマウントの場合

1つ目は、サイクルコンピュータと一体になったマウントです。サイクルコンピュータ・ライト・カメラをまとめて装着できるため、ハンドル周りがすっきりとまとまります。
このようなマウントは作りが非常にしっかりしていてやや重みはありますが、その分安心感があります。振動の多い場面でもブレにくく、耐久性も◎。ロングライドやレースでも安定して使用できると感じています。
また、このようなサイクルコンピュータマウントは一体型ハンドル用の専用マウントも販売されています。ただし、ハンドルによっては非対応のものもあるため注意が必要です。
ハンドルバーマウントの場合
ハンドルバーマウントも、個人的にとてもおすすめです。脱着も簡単で、角度の調整もラクにできる構造。ただ、しっかり固定しないと振動でズレることもあるので、しっかり固定することをお勧めします。エアロ形状のハンドルバーには対応していない製品もあるので、相性と適合には注意が必要です。

“見えない自撮り棒”で迫力のある映像に

360度撮影可能なカメラにとっての定番アイテムに「見えない自撮り棒」があります。その名の通り、映像に棒が映り込まず、まるで第三者が撮影したかのようなダイナミックな映像も撮影することができます。
最大まで伸ばすとドローンの空撮のような構図になりますが、個人的には最も縮めた状態が自然でおすすめ(あまり伸ばすと走行中気になる…)。ライダーの目線に近い高さから風景を捉えたり、自分自身を正面から映したような映像も撮ることができます。
自由度の高いマグネットマウント

マグネットタイプのマウントもあります。ワンタッチで取り外しができるので休憩中など簡単に外してグルメや景色を撮影することも可能です。
編集について:アプリで簡単・高品質に仕上げる
撮影後の編集は、アクションカメラメーカー純正アプリを使っています。まず、カメラとスマホとの接続が非常に簡単で、カメラの電源を入れればすぐに映像を確認・編集できる点が便利です。

さらに、サイクリングコンピューターのアプリと連携することで、ライド中の速度や心拍、標高などのデータを映像に重ねることも可能。ヒルクライムやレースシーン映像をより臨場感のあるものにしてくれます。
360度映像の編集では、映したいシーンをタップして視点を選ぶだけ。「このシーンではライダーを中心に」「次のシーンでは風景を」という編集も簡単に行えます。映像の知識がなくても自然な仕上がりが作れるのは大きな魅力です。
さらに、AIによる自動編集機能も搭載されており、アプリが見どころを自動で判断し、音楽付きで一本の動画にまとめてくれます。SNSの投稿にはピッタリな映像を簡単に作成してくれるので、編集はハードルが高い、ちょっと面倒、そこまで時間が取れないという方にもおすすめです。
カメラやマウントを工夫すれば、サイクリング中の一瞬一瞬が魅力的な映像になります。次回は、そんな映像をもっと綺麗に、もっと魅力的に残すための「撮影時のコツ」についてご紹介します。ぜひお楽しみに!

夫(TOMI)と妻(YOPI)のユニット。2017年より、ロードバイクをはじめとして、自転車関連の動画を配信。ポタリング・レース・ロングライド・機材紹介などから、本職である理学療法士の知識を生かしたフィジカルセミナーなど、様々な情報を発信している。
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