日本の国土は7割が山。MTBで遊ぶには最適なはずです。しかも、どこの山にも林道があります。そのため、MTBが根付くポテンシャルは非常に高いと思います。しかし、日本の山は私有地が多く、自由に走れないという問題があります。もったいないと思いますね。海外のように自由にどこを走ってもいいという状況になれば、MTBがもっと広まるのですが…。
そうした状況でも、自治体とタッグを組んでオフロードコースをつくったり、イベントを開催したり、スクールをやったり、指導者を育成したり……と、様々な方々が様々な活動をされています。MTBを定着させるには、そうした活動を地道にしていくしかないと思います。なにかがきっかけになって、人気に火がついても、それはあくまで一過性のものに過ぎず、すぐにブームは去ってしまいます。ブームをきっかけとして使いながらも、「乗れる場所や乗り方をきちんと教えてくれる人を増やす」という、地道な活動をしていくしかないと思います。
愛知県田原市出身のマルチアスリート。幼少期より自転車競技を始め、MTBクロスカントリーでは世界選手権に何度も出場。海外チームに所属経験もある。MTB、ロード、トライアスロン、シクロクロス、エクステラ、トレイルランなどさまざまな種目に取り組む傍ら、イベントのプロデュースやトレーナー業、若手選手の育成にも力を入れている。
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