2018.9.28
道路やサイクリングロード、やむを得ず歩道を走る際に、特に注意してほしいのが子供やお年寄りです。
視野が狭く恐怖を知らない子供は、急に走り出すなど、どういう動きをするか予測がしづらいもの。サイクリングロードなどでは子供が自転車の練習をしていることも多いですが、大人より技術が未熟なうえ、子供用の自転車はホイール径が小さいため左右にふらつきやすく、転倒することも十分に考えられます。子供のそばを通るときは、できるだけ距離を開けて、すぐに止まれるくらいのスピードまで落としましょう。「自転車が通るよ」と後ろから声をかけてあげるとより安全です。同様に、散歩中の犬にも注意が必要ですね。特に伸びるタイプのリードで犬の散歩をしている人には要注意。
お年寄りもまた視野が狭くなり、耳も聞こえづらくなり、素早い行動もできなくなります。子供のときと同様、そばを通るときは細心の注意を払い、最徐行で走ってください。しかも、子供やお年寄りは、自転車が接触すると普通の人より大きなけがになりやすいものです。最近、自転車と接触してお年寄りが亡くなってしまうという痛ましい事故が世間をにぎわせたばかり。妊婦さんや障害者の方も同じく注意しましょう。
誰も悲しませないために、「あの子供が突然走り出したら?」「あのお年寄りが転んだら?」と想像しながら走ってほしいと思います。 “注意しすぎ”ということはありません。
自転車ライター。大学在学中にメッセンジャーになり、都内で4年間の配送生活を送る。現在は様々な媒体でニューモデルの試乗記事、自転車関連の技術解説、自転車に関するエッセイなどを執筆し、信頼性と独自の視点が多くの自転車ファンからの支持を集める。「今まで稼いだ原稿料の大半をロードバイクにつぎ込んできた」という自称、自転車大好き人間。
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