2024.11.4
大阪・北摂サイクリスト達のハブスポットである池田ローソン(通称:池ロー)を起点に、日本の棚田百選にも選ばれている「⻑谷の棚田」を目指しながら、兵庫県猪名川町と大阪府能勢町の⻑閑な田舎道をめぐる約54kmのルートです。初めて大阪を走る方にとってもオススメです。
オススメポイント | 勾配がキツすぎない細かいアップダウンが続くため、初心者でも完走が可能なルート。中盤は信号も車も少なく、2〜3時間でサクッと回れるコースです。 |
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レベル | ★★(中級者向け) |
距離 | 54km |
獲得標高 | 740m |
発着地 | ローソン池田新町店(大阪府池田市) |
立ち寄りスポット | 道の駅猪名川、くろまんぷトンネル、⻑谷の棚田 |
スタート地点は大阪・兵庫のサイクリストにお馴染みの「ローソン池田新町店(通称池ロー)」。
ここはまさに関⻄サイクリングのハブスポットとも言えるほど週末には多くの人が集まります、大阪市内からは猪名川サイクリングロードを経由すると安全かつ快適にアクセスでき、近隣には観光地スポット「五月山」もあるため駐車場も豊富です。
序盤はほぼ終点間際の猪名川サイクリングロードと、街中を抜けると猪名川上流方面の「道の駅いながわ」へ向かう猪名川渓谷ラインを道なりに進んで行きます。
道の駅いながわでは地元の特産品や蕎⻨打ち体験などが可能です。付近にはコンビニもあるため、ここでしっかりと補給を取っておきましょう。
道の駅から2kmほど進んで「楊津小学校前」の交差点を左折し、雰囲気のある林道を登っていくと現在使用されている石製のトンネルとしては日本最古とも言われている「くろまんぷ(津坂トンネル)」へ繋がります。
下り切ると、先ほどの道の駅沿いの県道12号へと再び繋がります。若干上り基調にはなってはいますが勾配が緩いため初心者でも問題なし。淡々と進んでいきます。
5kmほど道なりに進むと「杉生」の交差点を右へ進みます。ちなみにここを左へ曲がると兵庫県屈指の激坂「大野山」、まっすぐ進むと丹波篠山市へと続く⻄峠へと続きます。
交差点を曲がってからは、本日の折り返し地点にして最大の難所とも言えます。
緩やかな上りから始まり、関⻄電力変電所横の坂は10%は超えないもののしっかりとペダルを踏み込まないと中々前に進まない、手応えのある⻑い直線が2段に分かれて続いています。
マイナスイオンを感じるような深い森へと景色が変わっていきます。ここまで来ればあと少し。頑張って登り切りましょう!
頂上にはこれといった景色はないですが、スムーズな路面と共にワインディングロードが続きます。山奥のため空気も涼しく、路面も綺麗な爽やかなダウンヒルになっています。
坂を降りきって集落が見えてくると、いよいよ本日のメインである「⻑谷の棚田」へ。約2kmほどの上りですが、ここまで走ってくると意外と脚も消耗しています。左手に広がる棚田を横目に、根気よく登っていきしょう。
道なりに進み、景色が開けてくると頂上です。
約200枚の田んぼからなるこの⻑谷の棚田は、「がま」と呼ばれる独特の給排水構造を持つ歴史的な棚田だそうです。
付近にはイチゴ狩りや農業体験、古⺠家カフェなどもあり、のどかでタイムスリップしたような景色が広がります。棚田の真裏には「三草山」へと繋がる林道が続いており、登山やグラベルライドも楽しめます。
見頃はちょうど記事執筆時でもある、稲刈りの始まる直前の9月です。時期によっては早朝に雲海を見ることもできるそうです。
帰り道は道なりに坂を降離、能勢猪名川線へ。ジェットコースターのようなアップダウンですが、下り基調の道なので難なく帰れるでしょう。
道の駅いながわ周辺の交差点まで帰ってこれば、あとは来た道を帰るだけ。猪名川を横目に、街中へと戻ります。
初心者〜中級者でも半日かからずに帰って来ることが可能で、田舎に帰った気分で自然を楽しめるルートです。
これからロードバイクを始める方や、大阪で走る機会がある方は、ぜひ一度は走ってみてください。
メディア→メーカー勤務を経て現在は企業向けの映像制作・スチール・通訳・SNS運用などを請け負う自称何でも屋フリーランス。PAS NORMAL STUDIOS本国でのインターン勤務を経て、現在は同ブランドアンバサダーとして世界中のライドやイベントに参加。ヨーロッパと東南アジアのサイクリング文化にも精通している。ドイツ生まれアメリカ育ち。たまにキックボクサー。
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