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ダイナミックなフィールドでジャンプ体験も
販売店向けイベント「SBAAオフロードバイクディーラーサミット2022」中部会場レポート

 自転車協会が実施するオフロードバイクの販売店向けイベント「SBAAオフロードバイクディーラーサミット2022」が12月7日、静岡県沼津市の「DK FREERIDE MTB PARK」で行われた。協会加盟ブランドやメーカーの展示、試乗体験のほか、プロライダーによるライディングスクールや自転車販売におけるビジネス講習を実施し、中部エリアでは昨年の伊豆の国市に引き続き2回目の開催。参加者たちは実施会場ならではのダイナミックなオフロードバイク体験を楽しんだ。(Photo & Text by Shusaku MATSUO)

中部エリアで初開催となった「SBAAオフロードバイクディーラーサミット2022」

スキルを学べる理想的なフィールド

 会場のDK FREERIDE MTB PARKは愛鷹運動公園の隣に常設されており、スキルパークやパンプトラックなど技術の基礎を学べるエリアから、日本に唯一というエアバッグが用意されたジャンプ台など初級者から上級者まで堪能できるフィールドとして人気を博している。e-Bikeでの走行も可能で、最新バイクが揃う試乗会に最適な会場だ。この日は15ブランドが軒を連ね、参加者たちは各ブースで試乗車を借り、フィールド内のコースを試したり、スタッフから説明を受けるなど機材に対する造詣を深めた。

会場は常設フィールドの「DK FREERIDE MTB PARK」
バームのコーナリングを体験するレッスン参加者
“縦の動き”を学ぶパンプトラックも管理する沼津市の特別許可を受け設置された

 コースは自由に走行できるほか、初心者と中級者向けにレッスンも実施。井手川直樹さん、小笠原崇裕さん、清水一樹さん、品川真寛さん、山田将暉さん、野中秀樹さんら講師陣による指導で、荷重やブレーキのかけ方、パンプトラックの走り方といった基礎から、バンクのついたバームのコーナリング体験など豪華な内容となった。

日本で唯一のエアバッグを備えたジャンプ台があるのも特徴

販売店の疑問やお悩みを座学で軽減

 オフロードバイクディーラーサミットでは販売店スタッフ向けの講習が充実していることも特徴だ。シマノは電動変速機構「Di2」向けの技術指導を実施。特にエントリーユーザー~中級車向けのコンポーネントグレード「105」がDi2化したことを受け、必要な新しい知識や負担が販売店に寄せられている。そこで上位機種との互換性や、アプリとの連携方法など、問い合わせの多い内容を解決すべく実技にて説明。ユーザーマニュアルに則った解説であるものの、生でシマノのスタッフから聞く講座に、参加した販売店関係者たちはメモにペンを走らせていた。

シマノによるDi2技術講座では変速調整やアプリの設定を開設

 DK FREERIDE MTB PARKの運営をするプロMTBライダーの高橋大喜さんによる「販売につながるMTBパーク&フィールドの活用」にも多くの受講者が集まった。フィールドの種類から、スクールやガイドツアーを販売店の目線で解説。ショップの常連やクラブチームのメンバーたちがどのように楽しみ、また、店に貢献するのプロセスを説き、フィールドの有効活用を訴えた。

「DK FREERIDE MTB PARK」を運営する高橋大喜さんは販売店のフィールド活用が店舗に利益をもたらすプロセスを説いた

 イベントを主催した自転車協会は今後もオフロードバイク市場の活性化に向けた取り組みを実施していく予定という。

MTBスキルパーク「DKFREERIDE MTB PARK」(静岡)フィールド紹介ページ
「自転車協会」ウェブサイト