2025.1.24
一般社団法人自転車協会が1月17日、東京都内で令和7年自転車業界年賀交歓会を開催した。自転車業界のメーカーや販売店、自転車活用推進に関わる国会議員や関連省庁の職員など関係者が集う場となり210名が一堂に会した。自転車業界の現状や将来について活発に意見交換が行われ、交流を通じて新たな連携や発展への期待が高まる場となった。
自転車協会の伊藤政博理事長は、自転車業界の現状について「車体や部品の販売状況は少しずつ改善傾向にあります。引き続き成長を目指すとともに、自転車利用のマナー向上を業界全体で取り組んでいきたい」と述べた。また、「安全・安心に利用できる環境づくりが、利用者の増加につながる」と強調し、今年も業界一丸となった取り組みを進める意向を示した。
参議院議員で自転車活用推進議員連盟会長の橋本聖子氏は、自身の昨年の経験を振り返りながら「健康寿命の延伸や地方創生において、自転車の活用は欠かせない」と述べ、利用者視点での道路整備や安全対策の必要性を訴えた。さらに「業界の皆様と共に、課題解決に取り組む1年にしていきたい」と述べ、議員連盟を積極的に活用することで、課題解決への具体的な推進力としたい考えを示した。
また、橋本氏は公益財団法人自転車競技連盟の会長として「競技力の強化と普及活動を一体で進めることが重要だ」と言及。今年は新たな強化策にも注力し、2028年ロサンゼルスオリンピックでのメダル獲得を目指して業界の発展を後押しする考えを示した。
他にも多くの年頭にふさわしい熱意あふれる祝辞が印象的だった今回の交歓会。今年も活発な交流を続けながら、自転車業界のさらなる発展が期待される。
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