2024.10.18
自転車協会が特別協賛する自転車体験イベント「東京ベイ バイシクル2024」が10月5・6日の2日間に渡り、東京の豊洲・有明エリアで開催された。ファミリー向けの「Daily Use会場」(豊洲会場)、スポーツ愛好者向けの「Sports Use会場」(有明会場)の2会場同時開催で、訪れた来場者は最新モデルの展示や試乗、ステージイベントや体験型ワークショップ、電動アシスト付スポーツ用自転車(e-BIKE)によるサイクリングツアーなど、様々な角度から自転車の魅力を体験していた。
イベント会場は「アクティブに自転車を楽しむ」をテーマにした「Sports Use会場」が有明ガーデン スポーツエンターテイメント広場に、一方の「広がる自転車のある生活」をテーマにした「Daily Use会場」が豊洲公園花木とモニュメント広場にそれぞれ設けられた。
「Sports Use会場」の出展ブースには、スポーツ用自転車メーカーのロードバイクやマウンテンバイク(MTB)、グラベルロードの他、e-BIKE、小径車、ランドナーなど、幅広い車種が勢ぞろい。来場者は子供から大人まで、会場内に設けられた試乗コースで各メーカーのスポーツ用自転車の最新モデルの走り心地を体感していた。
また、実践型のスポーツバイク教室では「大人のスポーツバイク教室」と題し、ロードバイクやMTBに初めて乗る初心者や、正しい乗り方を学んだことがないサイクリストを対象に「初級」「中級」に分けて実施。参加者はプロライダーから乗り方やテクニックを学んでいた。
このほか、「Sports Use会場」を起点に、e-BIKEで豊洲・有明を巡るサイクリングツアーも実施。最新のe-BIKEをレンタルして、お台場・湾岸エリアの名所を巡る約15kmのショートツアーの他、晴海方面など橋が多いエリアを走行して電動のアシスト力を体験していた。参加者はe-BIKE初体験という親子連れの他、「以前はロードバイクに乗っていたが、そろそろリラックスしてサイクリングを楽しみたい」というシニア世代の夫婦の姿など、e-BIKEに対する様々なニーズが伺えた。
ステージでは、SBM(スポーツ自転車整備士)による⾃転⾞メンテナンス講習や、ヘルメットのかぶり方を解説した大人のヘルメット教室、洗車テクニック講習の他、警視庁による交通安全教室等、安全に自転車に乗るために必要な知識が得られるワークショップが行われた。交通安全教室では11月1日から施行される改正道交法について言及。自転車の飲酒運転と、自転車運転中に携帯電話等を使用する、いわゆる「ながら運転」に対する罰則が適用・強化されることを強調し、注意を呼び掛けた。
有明会場から約2km離れた場所にある、豊洲の「Daily Use会場」では、主にファミリー層をターゲットとしたブースが数多く出展した。
シティサイクルから電動アシスト自転車、幼児2人同乗用自転車、通勤・通学用自転車、キッズバイクなど、ファミリー向け自転車の試乗車が多数用意され、来場者は会場内に設けられた一般試乗コースやキッズ専用試乗コースで試乗を楽しんでいた。
またキッズバイク教室エリアでは、自転車の楽しさを知る最初の一歩として、補助輪を外した自転車にチャレンジする「親子で補助輪外し教室」が行われたほか、自転車に乗れる子供が安全に走行するためのルールやテクニックを学ぶ「子供向け安全教室」が行われた。
参加した子供の親からは、「親が相手だと甘えがあってなかなか補助輪が外せず、たくさんの子供たちと一緒に教えてもらえる機会を探していた」といった声や、「自転車がレンタルでき、自転車を購入する前に本人のやる気を確認できるのはありがたい」といった声が寄せられた。
この他、会場内のステージでは各種ワークショップを開催。ヘルメットの安全性やサイズ選び、正しい装着⽅法など、安全に⾃転⾞に乗るための情報を知ることができる「ヘルメットの正しいかぶり方教室」の他、子乗せ自転車の選び方や使い方の解説、便利で快適な電動アシスト自転車の紹介等が行われ、参加者たちは身近ながら奥深い自転車の話に熱心に耳を傾けていた。
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