2023.7.5
1980年4月22日生まれ。1996年に日本最高峰のクラス、エリートクラスへ特別昇格。今も破られていない最年少記録である16歳で全日本チャンピオンに。2002年から2年間は海外のチームへ移籍しワールドカップを転戦。その活躍からホンダ・レーシング(HRC)のMTBチームの設立当初からメンバーとして活動した。在籍中、2年連続のナショナルチャンピオンやアジアチャンピオンなどを獲得し、数多くの功績を残した。現在も現役にこだわり、2021年度発足の「TEAM A&F」では選手兼監督としてレース活動を続けながら、チーム運営やMTBの普及活動に努めている。
この人の記事一覧へマウンテンバイク(MTB)のプロフェッショナルがMTBにまつわる素朴な疑問に答えていく本コーナー。第39回は「マウンテンバイクで遊ぶ際に費用はどのくらいかかりますか?」という質問にプロライダーの井手川直樹氏が答えていきます。
エンジョイ志向ならば、10万円のMTBで十分です。10万円あれば、フロントにサスペンションがついた自転車も購入できます。ちなみに、大人であれば最低限フロントサスペンションはついていた方が良いと思います。
リアにサスペンションを付けることもできますが、一気に価格が上がります。またフレームの素材、ドロッパーポストの有無などのコンポーネントも値段が大きく変わるポイントです。特に高いフレーム素材には、高いパーツがついているので自然と値段が上がります。
もちろん高いからには理由があります。値段が高いバイクは、快適でさまざまなシーンに対応できます。エンデューロバイクであれば、競技にも出られるぐらいのスペックを備えているものが手に入るでしょう。値段によって性能が変わるのは、ロードバイクはもちろん車も同じですよね。
そのほかマウンテンバイクには、ヘルメット、グローブ、アイウェア、シューズといったアイテムも必要です。価格は安く見積もって5万ぐらいでしょうか。マウンテンバイクを購入するショップに必要なパーツを聞いてみると、必要なアイテムを教えてもらえると思います。
ほしいマウンテンバイクのブランドが決まっているのであれば、そのブランドのウェブサイトから取扱店を調べるのがよいでしょう。日本にはさまざまな自転車ショップがありますが、お店によって取り扱いブランドが違います。たとえば自宅から近い店に行って目当ての自転車を購入しようとしても、取り扱いがなければ買うことはできません。日本の自転車ショップはあくまでもセレクトショップなのです。
マウンテンバイクバイクのフィールドやパークの利用料はさまざまです。スキー場であればゴンドラ代もかかるので4~5,000円ぐらい、自走で上って下るのであれば1日3,000円ぐらいになると思います。中には2時間で2,000円ぐらいのパークもあります。そのほか無料のパークもあるので、希望の遊び方と予算を考慮した上で選んでみるとよいでしょう。
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