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成木街道を抜け、紅葉の名所「名栗湖」を目指す 東青梅〜有間ダムヒルクライム(東京)

 都会のイメージがある東京都ですが、多摩西部は自然豊かなエリアが広がっています。ヒルクライムを楽しめるコースも豊富にあり、ビギナーから上級者まで満足できるコースに溢れています。今回ご紹介するコースはJR東青梅駅から成木街道を通り、県境を越えて埼玉県飯能市にある名栗湖を目指す16.8kmのコース。緩やかに上りつつ、途中には下りや、コーナーが続くワインディングロードがあり、ライドに飽きることはありません。周りにはさらにチャレンジングな林道や峠が盛りだくさん。まずは今回のコースから東京の多摩西部&秩父エリアを攻略してみてはいかがでしょうか。

JR東青梅駅から有間ダムを目指すヒルクライム
オススメポイント緩やかな上りが続くため、初心者から中級者でも楽しめるコース。16.8kmと長くはありませんが、獲得標高は500mを超えるので満足度は十分。秋には紅葉の名所とあって、目も楽しませてくれること間違いありません。
レベル★★(中級者向け)
距離16.8km
獲得標高532m
出発・終着地JR東青梅駅
立ち寄りスポット名栗橋、殴り武州世直し一揆の壁画、有間ダム

 スタート地点はJR東青梅駅。アクセスも良く、東京駅からもJR中央線で1本、約1時間半で到着します。輪行で訪れてもよいでしょう。北口を出てスタートです。

JR東青梅駅の北口からスタート。すぐに成木街道に合流し、上り区間が始まります

 出発した直後から成木街道を走ります。最初のうちは車の通りが多いですが、だんだんと街を離れるにつれて少なくなります。一方、トラックの往来は時折あるので注意しながら走りましょう。吹上峠を抜ける新吹上トンネルをくぐると、東京は思えない自然豊かなエリアへと入っていきます。

新吹上トンネルを抜けるころには緑豊かな山間を抜け、車も少なくなります
川沿いのワインディングロードは爽快です

 その後は成木川を遡上するように、並行した都道53号線を進みます。ここからはしばらく上り基調ですが、勾配は緩やかなのでビギナーのサイクリストにとっても厳しいものにはならないでしょう。川のせせらぎを聞きながら、右に左にカーブを抜け、山あいのワインディングロードを走りぬける爽快感は格別です。小沢トンネルへと向かう上り坂は最大斜度22%と急こう配が登場しますが、距離は短いので頑張ってチャレンジしましょう。

小沢峠を抜けると埼玉県飯能市に突入します

 ヒルクライム区間は小沢峠でいったん終了し、束の間のダウンヒル区間がスタート。県境を跨いで埼玉県飯能市へと入っていきます。下り区間が終わると入間川沿いを進んでいきます。途中、県内最古の鉄筋コンクリート造りのアーチ橋である名栗川橋や、大迫力の名栗武州世直し一揆の壁画があるので立ち寄ってみても良いでしょう。

県内最古の鉄筋コンクリート造りのアーチ橋「名栗川橋」
大迫力の「名栗武州世直し一揆」の壁画

 壁画を抜ければゴールまであと少し。最大斜度17%の上りが登場しますが、距離は300mほどです。上り坂を抜ければ名栗湖、有間ダムへと到着してフィニッシュです。有間ダム管理所ではダムカードを配布しているので、ライドの記念にゲットすることをお勧めします。

急坂を抜けると名栗湖、有間ダムに到着
有間ダム管理所ではダムカードも配布しています

 名栗湖は湖に沿うように道が整備されており、周回することも可能です。湧き水もありますし、湖の奥にある道を進めば大ヨケの滝などのスポットもあり、目を楽しませてくれます。しかし、有間山へと抜ける道は、台風の工事のため長らく通行止めとなっております。秩父側へは抜けられないのでご注意ください。

名栗湖の道をさらに進むと「大ヨケの滝」が登場。その奥は通行止めになっているので注意

 全体的には緩やかな上り基調のコースですので、ビギナーのサイクリストでも走りやすいレイアウトといえます。時折パンチのある上り坂が登場しますが、挑戦し甲斐があるので頑張ってペダルを踏みこんでみてください。都心からもほど近く、四季折々の自然を楽しめるヒルクライムコースです。

松尾修作(まつお・しゅうさく)

10代からスイスのサイクルロードレースチームに所属し、アジアや欧州のレースを転戦。帰国後はJプロツアーへ参戦。引退後は産経デジタルが運営した自転車専門媒体「Cyclist」の記者、編集者として自転車やアイテムのインプレッション記事を担当した。現在はYouTubeチャンネル「サイクリストTV」でナビゲーターを務めるほか、自治体の自転車施策プロデュース業務を担当。

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