TOP自転車マナー道路を走るコツ <16>雨の日の注意点

Cycling Manner 自転車マナー

道路を走るコツ
<16>雨の日の注意点

 夜間走行と同じくらい、いや、それ以上に危険なのが雨の日です。雨の日の注意点を3つお教えしましょう。

 注意点その①は、視界が悪くなること。自転車だけでなく、ウインドウに水滴が付くクルマも、傘をさす歩行者も、ものが見にくくなります。「自分が見にくくなる」だけでなく、「自分が見られにくくもなる」ということを意識して、晴天時よりもスピードを落として走ってください。ヘルメットの下にキャップをかぶると、雨が直接目に入らなくなるのでお勧めです。

 注意点その②は、路面が濡れるとタイヤが滑りやすくなること。急ハンドルや急ブレーキは避けましょう。特に注意してほしいのが、道路のあちらこちらにあるマンホールの蓋や排水溝の蓋。いずれも鉄でできているため、雨で濡れると極端にタイヤが滑りやすくなってしまいます。雨の日にマンホールや排水溝の上を通るときは、絶対にブレーキをかけず、できるだけ自転車を倒さずに直進しましょう。

 注意点その③は、ブレーキが利きにくくなること。自転車のブレーキは、ホイールをゴムで挟み込んで車輪を止めるという仕組みが多数。そのホイールが雨で濡れると、ブレーキが利きにくくなってしまうんです。タイヤが滑りやすくなるうえにブレーキが利きにくくなる。これほど危険な状況はありません。スピードを落とし、いつもより早めのブレーキを心がけましょう。

 当然ですが、傘さし運転は絶対にやめてください。片手運転になるので法律で禁止されていますし、ハンドル操作もブレーキ操作もままならなくなり危険です。加えて残念なことに、実は傘をさして自転車に乗っても、雨はほとんど防げません。面倒かもしれませんが、濡れたくないなら必ずレインウエアを着てください。

文/安井行生