TOP自転車マナー道路を走るコツ <7>交差点での注意点

Cycling Manner 自転車マナー

道路を走るコツ
<7>交差点での注意点

 第3~4回では直線道路の走り方をお教えしましたが、この第7回は交差点での注意点について書いてみましょう。

 交差点で最も気を付けるべきは「左折するクルマ」です。交差点を直進する際、並走しているクルマが左折したら、自転車はクルマに巻き込まれてしまいます。とくに、内輪差が大きく接触するとダメージが大きい大型車両には要注意。筆者は交差点で急左折したトラックに巻き込まれてアスファルトに叩き付けられたことがあります。

 最大の防御策は「交差点付近ではクルマと並走しない」こと。クルマの横を走らなければ、急左折されてもぶつかることはありません。

 ほかの注意点としては、まずウインカーはアテにしないこと。「クルマはウインカーを出さないもの」と思って走りましょう。そして、ドライバーの顔の向きをチェックすること。左折しようとしているクルマのドライバーは、必ず曲がる方向(左)を見ているからです。顔が左を向いていたら左折するものと思って距離を取りましょう。また、クルマの側が減速している場合も要注意です。前方が十分空いているのに速度を落とすクルマは、曲がる準備をしているものと思って不用意に近付かないようにしましょう。

 渋滞中の交差点を直進する場合、注意しなければならないのが対向車の右折です。青信号だからといって交差点に突っ込んではいけません。右折しようとする対向車にとっては、止まっているクルマの横から急に自転車が飛び出してくるように見えます。

 直進車が対向右折車を先に行かせるために止まり、対向車が右折した際にすり抜けてきた二輪車と接触する、いわゆるサンキュー事故にも注意です。

 信号が青であっても、交差点に進入するときは、何があっても止まれる程度までスピードを落とし、心構えをしておきましょう。

 ちなみに、自転車で交差点を右折するときは、いったん直進し、その後交差する道路の信号が青に変わってから右に渡るという「二段階右折」をしなければいけません。右折するクルマと一緒に一息で曲がるのは道路交通法違反です。

文/安井行生