秋のゲレンデを大疾走!「CYCLE AID JAPAN 2025 in 猪苗代 MTB RIDE 磐梯山」開催

2025/10/24    

 東日本大震災の復興支援を目的とした「CYCLE AID JAPAN」のマウンテンバイク(MTB)イベント「CYCLE AID JAPAN 2025 in 猪苗代 MTB RIDE 磐梯山」が9月28日(日)に福島県猪苗代町で開催された。会場となった「リステルスキーファンタジア」では、キッズレースやエンデュランス(耐久レース)、デュアルスラロームやプロライダーによるライディングスクールが開催された他、猪苗代湖周辺では湖を一周する「イナイチ」のツーリングなども行われた。

猪苗代湖を背にスタートラインに並ぶ選手たち

MTBイベントで復興支援

 参加費の一部を復興支援として寄付をするチャリティサイクルイベント「CYCLE AID JAPAN」。2日間の日程で、初日に開催されたロードバイクをメインとする「CYCLE AID JAPAN in 郡山 ツール・ド・猪苗代湖」に続き、このMTB RIDE 磐梯山も同様に参加費の一部が復興支援金として寄付される仕組みになっている。一方で、MTBの普及を通じてグリーンシーズンにおけるゲレンデの有効活用による観光資源の開発と活性化を図ることも狙いとしている。

子供も大人もゲレンデを疾走

 イベントはMTBレースを中心にプログラムが組まれ、会場には約90人のマウンテンバイカーが集まった。ゲレンデと隣接する森林を活用したテクニカルなコースを、参加者は皆真剣、かつ楽しそうな表情で駆け抜けていた。

 キッズレースも充実しており、この日の最年少はキックバイクレースに出場した2歳の男の子だった。また、小学校5-6年生の部では大人顔負けの走りを見せた。

自転車大好き最年少2歳の男の子。表情は真剣そのもの
小学校1-2年生もゲレンデを元気に疾走
大人顔負けのデッドヒートを繰り広げる小学校5-6年生

 ゲレンデ上部では、2つの並列したコースを2人の競技者が同時にスタートする「デュアルスラローム」を開催。それぞれのコースで同じ旗門の間をジグザグに通過してタイムを競い合う競技で、参加者は白熱したレースを展開していた。

対人勝負でありながら、少しのミスが大きなタイムロスになるなど自分との戦いでもある

親子で、チームで、ソロで・・・ メインイベント“エンデュランス”

 午後からはメインイベントであるエンデュランス(耐久レース)がスタートした。設定時間は180分と90分の2つ。エンデュランスはソロやチームで参加することができ、親子やMTB仲間とチームを組んで出走している参加者もいた。

先に180分エンデュランスがスタート。普通のMTBだけでなく、e-MTBでの参加者も
ゲレンデを疾走する女性ライダー。女性の参加者も多く見られた
テクニカルな森林区間では、急坂などの難所ポイントが点在
木漏れ日が射す森林区間を駆け抜けて
90分エンデュランスも遅れてスタート。コース上では白熱したデッドヒートが繰り広げられた

プロ直伝のライディングスクール

 MTBプロライダーからライディングスキルを学べるスクールも行われた。午前中は大人向けのスクールが行われ、参加者たちは学んだことを午後からのレースに生かしていた。

ライディングスクールに参加者した皆さんで集合写真

 午後からはキッズ向けのライディングスクールも行われ、参加した子供たちは真剣な表情でプロライダーからスキルを学んだ。

プロライダー・井手川直樹選手から正しい走行ラインを学ぶ子供たち

 MTBイベントの参加者には、グリーンシーズンのゲレンデを走ることに魅力を感じたり、オフロードシーズンの初戦として参加したという人もいた。参加者にはリピーターとなっているファンも多く、「また来年も出たい」といった声が寄せられたほか、子供たちからも「楽しかったから来年も走りたい」といった声があがっていた。

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