TOP HOW TO マウンテンバイクのルールとマナー 第3回
マウンテンバイカーに求められるマナーとは?

Rules & Manner マウンテンバイクのルールとマナー

第3回
マウンテンバイカーに求められるマナーとは?

特別なことは一切必要なし 人としてのやさしさを大切に

 里山のトレイルでは、地域(ローカル)によってマナーやルールのようなものが決められていることがあります。それらを知る手だては? 各地域と密接な関係を持つショップやローカル団体などから情報を提供してもらうといいでしょう。その内容は基本的に「自身が怪我をしないこと」「地権者や歩行者に迷惑をかけないこと」「トレイルや環境に配慮すること」を目的としたものが大半です。

 つまり、人として周囲の人や自然環境を思いやる気持ちがあれば、それほど神経質に考える必要はありません。例えば〈ハイカーや登山者とすれ違うときは、なるべくMTBから降りて道を譲る〉〈追い抜くときは歩行者レベルまでスピードを落とす〉〈気持ちのいいあいさつを交わす〉〈専用コースのようなスピードを求めた走り方をしない〉〈道を外れて走行しない〉など、特別なことはなにひとつないのですから。歩行者や地権者の立場に立ってほんの少しだけ想像力を働かせれば、マウンテンバイカーとしてとるべき行動は明確です。

マウンテンバイカーとして注意したい問題行為

地域住民に迷惑がかかる近隣道路への路上駐車

 トレイル付近での路上駐車は地域住民に迷惑な上、悪印象を与えます。ルールを守って公共の駐車場などを利用しましょう。

路面を痛めやすいハードなブレーキング

 ブレーキをロックさせると路面にタイヤを引きずった跡が残ります。このキズが路面の崩壊のきっかけになることも。

雨が降っているときや雨上がりなど路面が痛みやすい状態での走行

 雨が降ることで、特に土の路面は痛みやすくなります。走りたい気持ちをグッとこらえて路面が乾くのを待ちましょう。

地権者に許可なく草木などの植物を持ち帰る

 きれいな草花や食べられそうな植物を見つけても持ち帰りは厳禁。すべては地権者に所有権があり、石ひとつ持ち帰れません。

マウンテンバイカーの都合で許可なく樹木や路面に手を加える

 トレイルはあくまで“道”であって“自分たちのコース”ではありません。勝手に路面を掘り返したり木を切ったりするような行為は犯罪です。