TOP フィールド ろまんちっく村 もくもくの森MTBコース(栃木)初心者から上級者まで楽しめる無料の常設フィールド

Mountain Bike Field フィールド紹介

第1回・第2回 マウンテンバイクフィールド助成金制度 対象事業

ろまんちっく村 もくもくの森MTBコース(栃木)初心者から上級者まで楽しめる無料の常設フィールド

 栃木県宇都宮市の「ろまんちっく村 もくもくの森MTBコース」は宇都宮ICから車で約5分の場所にある無料の常設フィールドだ。栃木県マウンテンバイク協会有志を中心に運営が行われ、「間口は広く、奥行きは深く」をコンセプトに初心者から上級者まで楽しめる。「道の駅うつのみや ろまんちっく村」の敷地内にあり、マウンテンバイク(MTB)だけでなく、食事や買い物も楽しめる。

無料の常設コース

コースは「道の駅うつのみや ろまんちっく村」の里のエリアと第3駐車場に隣接する森のエリアにある。車でアクセスする場合は第3駐車場を利用するといいだろう。駐車場は自動車を約300台も収容できるほど広大だが、一番奥に駐車すればコースはもう目と鼻の先にある。
ろまんちっく村第3駐車場。その奥にある森がフィールドだ
オフシーズンのスキー場に設けられたMTBフィールドは営業シーズンが限られるが、「ろまんちっく村 もくもくの森MTBコース」は通年で営業しており、無料で誰でも利用できる常設型だ。 コースは栃木県マウンテンバイク協会の面々を中心に定期的なメンテナンスが行われている。例年11月に開催されるMTBの耐久レース「ろまんちっくMTBエンデュランスレース」に向けたコース整備や大規模な改修を行う際は、SNSで協力を呼びかけることもあり、さまざまな人の協力でフィールドが成り立っている。
「ろまんちっくMTBエンデュランスレース」は例年500人以上の参加者が集まる。写真は2018年度大会 ©栃木県マウンテンバイク協会
栃木県マウンテンバイク協会の面々を中心にフィールドの整備が行われている ©栃木県マウンテンバイク協会
走路のならしやルートの新規開拓などを行っている
そうした協力のもと、フィールドのコースの増設や改良を行った結果、クロスカントリーエリア、スラロームエリア、パンプエリアと特性の異なるコースを楽しめるようになった。「間口は広く、奥行きは深く!」をコンセプトに掲げ、MTBを購入して間もない初心者から上級者まで楽しめるフィールドだ。順番に3種類のコースを紹介していこう。

子ども向けに設計したパンプトラック

パンプトラックは地元の建設業者協力のもと、2020年6月に造成されたばかりの新エリア。コースは一周100mに満たないくらい短いが、パンプと呼ばれる起伏が設けられている。体重移動によって生み出された推進力を生かして走ることになる。小さい子どもが楽しく、安全に遊べるように、プッシュバイクや20インチのキッズバイクに合わせたコース設計となっている。
コースに入ってすぐのところにあるパンプトラック
コースは時計回りで走るとスピードが乗りにくいが、体やバイクの動きを覚えるのに最適で、逆に反時計回りで走る場合はスピードが乗る分、バイク操作のタイミングやコーナーの入るタイミングがシビアな作り。メインの利用者は子どもを想定しているが、大人でも十分楽しめるコースだ。 取材当日は日光方面から約一時間かけてフィールドに遊びにきた学生グループがBMXやMTBに乗り、パンプトラックを楽しんでいた。
子ども向けに作られているが、大人も走行可能だ

複数のスキルが要求されるショートスラロームエリア

パンプトラックエリアの付近には、短い下り坂に数カ所のコーナーを設けたショートスラロームエリアがある。前半部分は自分の思うままにコーナーを曲がれるが、後半のコーナーはアウト側が斜度の低い逆バンクになっている場所もある。短いながらもブレーキのかけ方、荷重の位置、コーナリングなど、MTBに乗るうえで欠かせない複数のスキルが要求される。パンプトラックで基礎を磨いた後に挑戦してみるといいかもしれない。
お手製のスタート台が設けられているスラロームエリア
上手な人と走ってスキルを磨くのもいいかもしれない
コースはゆっくり走っても1分もかからないので、繰り返し反復練習できる。コースのタイムを競う大会「ろまんちっくTT」を定期的に開催しているので、スキルの練習に加え、上手な人の走りを観察することも可能だ。

どのレベルでも楽しめるクロスカントリーエリア

フィールドのメインはクロスカントリーエリアだ。森の中に張り巡らされたコースは平地や上り下りが適度に配置されていて、比較的斜度も緩やかだ。
比較的傾斜は緩やかで走りやすい
森の中に張り巡らされたコースには上りもある
初心者向けで走るのが難しいコースではないように感じるが、中・上級者でも十分楽しめるようにコースの途中に数カ所分岐点があり、進路によっては丸太を利用したドロップオフやジャンプ台が楽しめるなど、趣向を凝らしている。
レベルに応じたコース選択が可能で中・上級者でも楽しめる
ジャンプ台が置かれたコースは、ジャンプの高さや速さ次第で次のセクションに移る際のバイク操作が難しいコースレイアウトだ。実際に走ってみると意外とテクニカルなコースだと感じられるだろう。

「ろまんちっく村」の周辺施設でも楽しめる

フィールドでの走行に満足したら、帰りは「ろまんちっく村」の周辺施設に立ち寄ろう。体験農場や公園、ドッグラン、温泉・プールに宿泊施設など、さまざまな施設があり、観光にはうってつけだ。飲食店で地元グルメに舌鼓を打ち、温泉に入るものいいだろう。宿泊施設もあるので、宿泊前提でプランを立てるのもいいかもしれない。
集落のエリアには飲食店や農産物販売所がある
地元食材を使った料理を味わえる

フィールド情報

所在地 〒321-2118 栃木県宇都宮市新里町丙254番地 道の駅ろまんちっく村 もくもくの森
電話番号 028-652-5661
営業期間 通年
営業時間 9:00-17:00(冬季16:00)
利用料金 無料
搬送
搬送料金
実施イベント スクール, レース, ライドイベント
管理者 栃木県マウンテンバイク協会
フィールドタイプ

レベル

設備

ろまんちっく村MTBコースは、道の駅ろまんちっく村のご厚意で、地元ライダーたちが整備し管理する初心者向けのコースです。コースはにぎわい広場奥のもくもくの森にあり、にぎわい広場で貸し切りイベントが無い時には自由に走行が出来ます。コース管理はボランティアにて行っており、受付等はございません。 「栃木県マウンテンバイク協会」facebookページ

フィールドに聞きました

Q フィールドの自慢ポイントは?

『間口は広く、奥行きは深く!』をコンセプトに、MTBを買った初心者さんから上級者まで安全に楽しめるコース作りをしています。のんびり走ると優しく、早く走ると難しい、2面性をもったフィールドです。コースはクロスカントリーエリア、スラロームエリア、パンプエリアの3種あり、それぞれを楽しんでもらうだけで勝手にMTBがうまくなる! そんなコースになっています。

Q フィールドに変化は付けている?

2020年6月にキッズ向けパンプトラックがオープンしました! プッシュバイク~20インチのサイズに合わせた設計なのでキッズ向けとしておりますが、大人の方が走っていただいてももちろんOKです。また、2020年秋オープンを目標にクロスカントリーエリアに新ルートを現在造成中です。なお、毎秋にコースレイアウトを変更し、いつも楽しいコースとなるようにしています。

Q その他アピールしたいこと

当コースは、ローカルの有志の方々と共に作り運営しています。コース使用料はかかりませんが、このコースで開催される関東最大級の耐久レース「ろまんちっくエンデュランス」や、ライディングの基礎が学べる「ショートタイムトライアル」、インストラクターによる「ライディングスクール」などを実施。その売上金をコースの維持管理費に充て運営しております。皆さんもぜひイベントにご参加ください。

■ スタッフからのコメント

インストラクターの苗木です。ろまんちっく村もくもくの森MTBコースは、東北自動車道宇都宮ICから車で5分! 道の駅うつのみや ろまんちっく村内にあり、ここは温泉やレストランはもちろん、農業体験もできる東日本道の駅ランキング第一位の楽しいファームパークです。ライドの後は温泉でサッパリ、美味しいお蕎麦や地ビールなどの地元グルメでお腹もまんぷく、身も心も大満足な1日になること間違いなし!

コース掲載希望の方へ

本ページへの掲載をご希望の場合、【MTBフィールド情報掲載希望】と題したメールを以下のアドレスにお送りください。

ml.cyclist-privacy@sankei.co.jp

なお、2022年4月14日までにMTBチーム情報を提供いただいた事業者様の「アンケートにかかる個人情報の取扱いについて」は以下よりご確認いただけます。
アンケートにかかる個人情報の取扱いについて