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自転車を乗る上で、「骨の負担」で気をつけるべき点は? レース・トレーニング

 自転車や水泳は、関節に大きな負担をかけずに筋力をアップさせるが、骨の形成にはあまりよくなく、競技をする人の中には骨密度が普通の人より低かったり、骨粗鬆症のような状態になってしまっていた人もいる、と聞きました。膝に手術歴があり、今までやっていたテニスを中断して自転車をしようと思っていたのですが、その点がひどく気になっています。自転車で運動しながら、骨にも気をつけたい場合、どのようにしたらいいでしょう?(50代/女性)
 確かに非インパクトタイプ(着地等による骨への刺激が少ない)の運動である自転車や水泳では、低い骨密度が数多く報告されていますので、ご心配かと思います。しかし、骨の強さの間接的な指標にはそのような傾向はなく、サイクリストではむしろ高いことも報告されています。また、骨の専門家の話では、自転車や水泳をやっている人に骨折が起きやすいというデータもないようなので、極端に心配することはないと思われます。
 取り敢えず、自転車を楽しみながらインパクトタイプ(着地等により骨に刺激を与えられる)の運動、例えばウォーキングやランニングも、適宜取り入れていく、ということでよいのではないでしょうか。